ワジェンキ公園の新オランジェリー(ノヴァ・ポマランチャルニャ)
ワルシャワ、ワジェンキ公園

2026年10月時点で出典を確認済み
- 年代
- 1860~1861
- 建築家
- アダム・アドルフ・レーヴェとユゼフ・オルウォフスキ
- 様式
- 新古典主義に折衷的な要素を加えた様式。南向きの細長いガラス張りのホールと鋳鉄の柱
- 状況
- レストラン(ベルヴェデル、1992年から)として利用可。登録記念物
アダム・アドルフ・レーヴェとユゼフ・オルウォフスキの設計で1860~1861年に建てられた新オランジェリーは、18世紀のものに次ぐ、ワルシャワのワジェンキ公園の2つ目のオランジェリーです。南側がガラス張りで、細い鋳鉄の柱で区切られた細長いホールは、エキゾチックな樹木を越冬させるためのもので、中央の2つの組積造の部分には、レオン・モラティンスキの彫刻が載っています。ホールには現在、熱帯植物があり、1992年からはレストラン「ベルヴェデル」が入っています。建物は1973年から文化財登録簿に登録されています。
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歴史
ノヴァ・ポマランチャルニャ、つまり新オランジェリーは、ワルシャワのワジェンキ公園の2つ目のオランジェリーです。スタニスワフ・アウグスト王の時代の1786~1788年に建てられた旧オランジェリー(Stara Pomarańczarnia)を補うもので、ドイツ語版ウィキペディアは、旧オランジェリーでは公園のエキゾチックな植物を越冬させるのにもはや足りなかったと説明しています。新しい建物は、1860~1861年に、アダム・アドルフ・レーヴェ(Adam Adolf Loewe)とユゼフ・オルウォフスキ(Józef Orłowski)の設計で、公園の南部、Droga Wilanowska、別名 Chińska として知られる小道沿いに建てられました。中央ブロックの両脇に立つヴェルトゥムヌスとポモナの像は、レオン・モラティンスキ(Leon Molatyński)の作です。
ニェボルフの大オレンジ樹コレクションとの結びつきについては、資料が分かれます。英語版ウィキペディアとオンラインのガイドはこの建物と結びつけ、ガイドは、皇帝アレクサンドル2世の命で建てられたと述べています。ポーランド語版ウィキペディアは逆に、アレクサンドル2世がジグムント・ラジヴィウ(Zygmunt Radziwiłł)からコレクションを買い取ってワジェンキに移させ、それを収めるための専用のパビリオンを1870年ごろに建てさせ、それは第一次世界大戦後に取り壊されたと伝えています。1914~1915年にロシア人は領地の動産を疎開させ、ワルシャワに残ったオレンジの木は1915年に凍死しました。
1944年12月のワルシャワ蜂起のあと、ドイツ軍は新オランジェリーを含む公園の複数の建物を荒らし、二つのオランジェリーに保管されていたエキゾチックな植物は失われました。建物は、1973年7月28日から、登録番号2/12で文化財登録簿に登録されています。1992年からはレストラン「ベルヴェデル」が入っており、そのウェブサイトは150年を超える歴史に触れています。参照した資料には、建物の修復の詳細がありません。


建築と構造
建物は、南側がガラス張りの細長いホールを軸に構成されています。窓枠は鋳鉄の桟で分けられ、南ファサードの窓の間は、背が高く非常に細い鋳鉄の柱で区切られています。中央では、屋根が、半ロゼットで穿たれた横断要素を載せています。
南ファサードの中央部には、2つの量感のある組積造の区画があり、レオン・モラティンスキの彫刻が収められています。ヴェルトゥムヌスとポモナに加え、ドイツ語版ウィキペディアが秋と冬の象徴と読む、季節の像です。上には、平らな壺で飾られたアティックが載っています。異なる設計の北ファサードには、春と夏を表す石の胸像で飾られた平屋の区画があります。
英語版ウィキペディアは様式を、折衷的な要素を伴う新古典主義と説明していますが、ドイツ語版の記事は初期古典主義と述べています。参照した資料には、建物の寸法も、ガラス面積もありません。


植物コレクション
異国の樹木を越冬させるために設計された大ホールには、ポーランド語版とドイツ語版のウィキペディアによれば、熱帯のものを含むさまざまな植物の常設の庭があります。英語版ウィキペディアはこれを熱帯の庭と呼んでいます。レストランのウェブサイトは、かつてと同じく、堂々とした熱帯植物で満たされた建物と描写しています。参照した資料には、展示されている種が列挙されていません。
コレクションの歴史のほうが、よく記録されています。ポーランド語版ウィキペディアによれば、ニェボルフのコレクションは、ドレスデンから運ばせたアウグスト2世強王からラジヴィウ家に渡ったもので、100本を超えるオレンジの木があり、そのうち約70本は樹齢300~400年で、ヨーロッパ最大のオレンジ樹コレクションとされていました。英語版ウィキペディアは124本と数えています。アレクサンドル2世が買い取ったそれは、同じ資料によれば、気候のためにサンクトペテルブルクへは移せず、ワルシャワに残った木々は1915年に寒さで枯れ、二つのオランジェリーのエキゾチックな植物は1944年に失われました。

見学案内
新オランジェリーはワジェンキ公園の南部、旧オランジェリーから約290 mの場所にあります。レストランとして訪れる場所で、ホールはベルヴェデル(ul. Agrykola 1)が占めており、そのウェブサイトで予約できます。一方、76 haの公園自体は公共の空間です。見学は、熱帯植物の下での昼食かコーヒーを中心に計画することになります。
近くの旧オランジェリー(1786~1788年)には、18世紀の宮廷劇場と彫刻ギャラリーが残っており、同じ公園で時代の異なる2つのオランジェリーを比べるために、この立ち寄りと自然に組み合わせられます。
52.21° N, 21.03° E
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