ヴァウブジフのパルミャルニア(Palmiarnia w Wałbrzychu)
ヴァウブジフ

2026年9月時点で出典を確認済み
- 年代
- 1913
- 様式
- ドームを持つ歴史的な鉄とガラスの温室
- 規模
- 約1,900 m²
- 状況
- 歴史的建造物として保護(1994年から)、運営中。カフェとショップあり
リュビエフ地区にひっそりと建つヴァウブジフのパルミャルニアは、1911年から1913年にかけて、ハンス・ハインリヒ15世・フォン・ホーホベルク侯のために、当時の700万マルクという多額の費用で建てられました。その特徴は内壁で、シチリアのエトナ山から運ばれた火山性の凝灰岩が張られ、装飾であると同時に、植物の根の生育基盤にもなっています。もとは高さ15メートルのドームを頂いていた温室は、約80種の外来植物とともに開館し、その数はその後大きく増えて、今では約1,900 m² にわたり250種を超える植物が栽培されています。1963年に近代化され、のちの2012年にヴァウブジフ市が購入し、現在は近隣のクシォンシュ城の領地が管理しており、1994年からポーランドの文化財登録簿に載っています。カフェ、ショップ、見学路を備え、ズデーテン山地の影に建つ、ポーランドで今も運営されている最古級のパームハウスの一つです。
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歴史
下シロンスク地方のヴァウブジフの一地区、リュビエフにあるパルミャルニアは、ホーホベルク家の歴史に連なっています。ホーホベルク家は、隣接するクシォンシュの領地を所有し、16世紀からリュビエフを保有してきた大貴族の一族です。建設を命じたのはプレス侯、ハンス・ハインリヒ15世・フォン・ホーホベルク(John Henry XV von Hochberg)で、言い伝えでは妻デイジー侯爵夫人(メアリー・テレサ・コーンウォリス=ウェスト、Mary Theresa Cornwallis-West)への贈り物とされています。デイジーは花や外来植物を熱心に愛した人で、そもそもウィンターガーデンを思いついたのも彼女だとされています。
建設年は資料によって異なります。ポーランドの百科事典といくつかのガイドは1911~1913年としており、現在この施設を運営するクシォンシュ城は1908~1911年とし、別の年代説があることも添えています。事業費は700万マルクと伝えられ、当時としては莫大な額でした。開館時の温室には約80種の外来植物があり、ほかにバラ園、日本風の庭園、城の台所に食材を供給する果樹と野菜の畑が備わっていました。
パルミャルニアは1945年以降も使われ続けました。1963年には暖房とガラスが新しくなって近代化され、1978年には構造の一部が建て替えられて、見学路は500メートルに延びました。1994年8月3日に地域の文化財登録簿に登録され、その後は国有農業財産庁の所有となり、2012年9月にヴァウブジフ市が購入して、クシォンシュ城を運営する市の会社の管理下に置かれました。
建築と構造
施設の面積は約1,900 m²です。中心には高さ約15メートルの金属とガラスの大きなパビリオンが立ち、ナツメヤシなどの背の高い植物を収めるために造られました。そのまわりには、より低い平屋のガラス温室が連なり、見学者は次々とそれらを通り抜けます。説明によってはその数を約15棟と数えています。
この建物を特徴づけているのは内装です。壁にはシチリアのエトナ山から運ばれた火山岩が張られており、クシォンシュ城によればその量は貨車7両分でした。多孔質の溶岩は装飾であると同時に生育基盤にもなっており、洞窟、小さな滝、植え込み用のくぼみの形に整えられ、シダやつる植物が根を張っています。城は、歴史的な構造を保っているこの種の施設としてはポーランドで唯一のものだと説明しています。参照した資料には、建築家の名は記されていません。
植物コレクション
開館当初の約80種から、コレクションは増えて、いくつもの大陸と気候帯から集められた250種を超えるまでになりました。中央のパビリオンはナツメヤシが主役で、ソテツ、シダ、つる植物が添えられています。まわりの温室は地域ごとに構成され、アジアのタケとイチジク類、オーストラリアのユーカリと針葉樹、アフリカの多年草、中央アメリカのサボテンとリュウゼツラン、地中海の柑橘類、そして多肉植物にあてられた区画があります。
パルミャルニアには、ポーランドで唯一の常設の盆栽展示もあります。城によれば、ビャクシン(ジュニパー)を含む最も古い木は樹齢約200年です。見学路には少数の動物もいて、キツネザル、水生のカメ、クジャク、オウム類のほか、中央パビリオンの池には錦鯉がいます。
見学案内
パルミャルニアは、リュビエフのヴロツワフスカ通りにあり、クシォンシュ城へ向かう道のすぐ近くです。この城が運営しているため、一日の行程では自然と組み合わせて訪れることになります。順路の表示のある見学路は、ガラス温室の連なりを歩いて進み、大きなパビリオンからテーマ別の部屋を抜けて盆栽の展示へと続きます。歩く速さは自由です。植物に囲まれたカフェと植物のショップが併設されています。寒い季節には、城とそのテラス式庭園を訪れる際に、熱帯の趣という対照を添えてくれます。
50.83° N, 16.31° E
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出典 (6)
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