ヘスペリダリウム:柑橘の庭ジャルディーノ・デッリ・アグルーミ(オスカル・ティントーリ)
カステッラーレ・ディ・ペーシャ、トスカーナ州

2026年10月時点で出典を確認済み
- 年代
- 2004年
- 様式
- 柑橘の庭として整備された大型の園芸用温室
- 規模
- 2,000 m²
- 状況
- 一般公開(入場有料)
ヴァルディニエーヴォレのカステッラーレ・ディ・ペーシャで、家族経営の苗木園オスカル・ティントーリが2004年に一般公開したヘスペリダリウムは、2,000 m²の温室に覆われた柑橘の庭です。小道、植物のトンネル、噴水からなる見学路には、ピノッキオにちなんだ像が点在し、16世紀のメディチ家ゆかりの栽培品種から南半球の選抜品種まで、200を超える品種を紹介しています。公式サイトは、天候を問わず見学できるとしており、入口はガラス張りのパビリオンで、温室ではテイスティングや食事も行われます。
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歴史
ヘスペリダリウムは、ヴァルディニエーヴォレのカステッラーレ・ディ・ペーシャで何世代にもわたって花卉栽培を営んできたティントーリ家の事業で、同家は現在、世界各地に輸出される観賞用柑橘の生産者です。イタリアの植物遺産ポータルによれば、この苗木園は200を超える柑橘の品種を所蔵しています。2004年10月にここを訪れたイギリス人の訪問者は、オスカル・ティントーリが柑橘に関心を抱いたのは、壁にレモンの木がエスパリエ仕立てで這わせてある家を買ったのがきっかけで、そのうち1本が今も残っていると語っています。
庭園は2004年に一般公開されました。この年は、2004年10月14日付のイギリス人による訪問ページの日付から推定したものです。そのページは、この展示を、新しい2,000 m²の温室における、柑橘だけを扱うヨーロッパ初の常設展と説明し、近くのピノッキオの里コッローディとテーマの上で結びつけています。この「初」というのは筆者の主張で、ここでは確認していません。地域の観光ガイドは、この会社の仕事を、かつて貴族の家が冬の間、石造りの温室であるリモナイア(limonaie)に避難させていた、鉢植え柑橘のトスカーナの伝統のなかに位置づけています。現在、温室は、ガイド付きの見学、テイスティング、貸切のイベントの会場にもなっています。


建築と構造
庭園は、2,000 m²の単一空間の温室を占めています。公式サイトはこれを「大きな屋根付きの温室」と呼び、天候を問わず見学できると紹介しています。イギリス人の訪問者は2004年10月に、これを新しい温室と述べていますが、公式サイトは被覆材を明記しておらず、参照した資料のどれも設計者や建設年を挙げていません。入口は丸みを帯びた平面のガラス張りのパビリオンで、ウィキメディア・コモンズの写真の説明は、これを「ガラスの入口」と呼んでいます。内部の写真には、透明なパネルによる複数スパンの被覆の下に軽量な金属フレームが写っており、遮光スクリーンが並んでいます。これらのパネルの素材を記した文字資料はありません。
見学路は、小道、植物のトンネル、噴水の間を曲がりくねって進み、柑橘は地面と、伝統的なテラコッタの鉢で育てられています。2004年の訪問者によれば、冬の最低気温はたいてい5~8 °C前後で、追加の暖房がいることはほとんどありません。


植物コレクション
庭園には、200を超える柑橘の品種が集められています。16世紀のメディチ家ゆかりの古い栽培品種、東方の希少な品種、南半球の最近の選抜品種です。公式サイトの対話型の地図は、9つの品種を示しており、Citrus limon 'Mellarosa'、Citrus medica 'Digitata'(指状のシトロン)、Citrus aurantium 'Corniculata'、Citrus limon 'Ponzino Amalphitanum'、Citrus clementina 'Rubino' などのほか、斑入りの葉をもつ品種もいくつかあります。巨大な果実、角や指のような形、東方の香りが、予告されている珍しいものに含まれ、地域のガイドは「ブッダズ・ハンド(仏手柑)」やフィンガーライムにも触れています。
ピノッキオにちなんだ像や彫像が、小道に並んでいます。隣接するオスカル・ティントーリの苗木園は、植物遺産ポータルによれば200を超える品種を所蔵し、鉢植えの柑橘を販売しています。2004年には、販売用の大きな温室がほかに2棟あることが記されていました。

見学案内
庭園は、カステッラーレ・ディ・ペーシャのティーロ・ア・セーニョ通り(via del Tiro a Segno)にあります。ピノッキオをテーマにしていることから、ピノッキオの文学上の故郷であるコッローディと結びついています。温室が見学路全体を覆っているため、天候を問わず歩くことができ、これは冬の数か月には利点となります。アクセスは、障害のある来園者にも適していると説明されています。サイトでは、団体向けに会社の専門家によるガイド付きの見学(1~1.5時間)、柑橘製品のテイスティングを提供しており、温室では食事やレセプションも行われます。庭園は苗木園に隣接していて、来園者は生産の様子を見たり、鉢植えの柑橘を買ったりできます。
43.88° N, 10.67° E
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出典 (8)
- giardinodegliagrumi.it/
- visittuscany.com/it/attrazioni/giardino-degli-agrumi-di-pescia/
- homecitrusgrowers.co.uk/citrusplaces/tintori.html
- pescia.iltuopaese.com/city/pescia/listing/oscar-tintori-gli-agrumi-toscana-pescia/
- frammentiditoscana.it/giardino-agrumi-pescia/
- luoghi.italianbotanicalheritage.com/en/vivaio-oscar-tintori/
- commons.wikimedia.org/wiki/Category:Giardino_degli_Agrumi_(Pescia)
- openstreetmap.org/way/362655970
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