ピサ大学植物園・植物博物館(Orto e Museo Botanico)の温室群
トスカーナ州ピサ

2026年10月時点で出典を確認済み
- 年代
- 2017~2018年に展示を一新。建設年は記録なし
- 様式
- 大学植物園の中心にある4棟の温室群
- 規模
- 熱帯温室は約150 m²、多肉植物温室は約200 m²
- 状況
- 植物園とともに公開(公式サイトによると、隣の植物博物館は2026年8月4日の地震後、一時閉鎖中)
1543年に創設されたピサ大学植物園の中心には、4棟の温室がまとまって立っています。熱帯温室、多肉植物温室、ヴィクトリア温室、そして園内で最も古いバナナ温室です。建物本体が2012~2014年に改修された熱帯温室(約150 m²)は、150種による新しい展示が整えられ、2018年3月23日に披露されました。多肉植物温室(約200 m²)は、2017年9月に展示が一新されていました。2023年初めには、鳥の衝突を防ぐため、ガラスに粘着ドットの格子が施されました。参照した資料には、建設年も建築家も記されていません。
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歴史
ピサ大学植物園は、メディチ家のコジモ1世(Cosimo I de' Medici)に招かれた医師で植物学者のルカ・ギーニ(Luca Ghini)の求めに応じて、1543年に創設されました。大学は、これを世界最古の大学植物園と紹介しています。最初はアルノ川の近くに造られ、1563年に移り、1591年にも移って、現在のミラコリ広場(Piazza dei Miracoli)の近くに落ち着きました。現在の広さは約2 haです。温室は、中央部にある7つの区画の一つを成しています。
参照した資料には、これらの建物の建設年も建築家も記されていません。庭園のウェブサイトは、バナナ温室が最も古いと述べるだけです。英語版ウィキペディアは、庭園の特徴として、名指しはしないものの、イタリアで最も早い鉄骨造の温室の一つに触れています。記録のある工事は最近のものです。ウィキメディア・コモンズの2019年の写真に写る「着生植物温室」の看板は、庭園の建物と温室を回復し、改良する事業を告げており、これには欧州地域開発基金(トスカーナ州プログラム2007~2013年)が共同出資しています。熱帯温室の建物本体は2012~2014年の3年間に改修され、その後、新しい展示が設計されて、2018年3月23日に披露されました。多肉植物温室は2017年9月15日に独自の展示を得ており、ヴィクトリア温室とバナナ温室が2018年10月5日に続きました。2023年1月27日には、最も大きな2棟、熱帯温室と多肉植物温室に、鳥を守るための「水玉」ガラスが施されました。


建築と構造
参照した資料は、これらの温室の骨組みも材料も説明しておらず、施工者の名前も挙げていません。公表されている面積は2つだけで、2018年に専門誌『Arbor』に載った庭園長へのインタビューによると、熱帯温室が約150 m²、多肉植物温室が約200 m²です。ヴィクトリア温室は小さいと説明されています。4棟は庭園の中央部、温室区画と呼ばれる区画にまとまって立っており、その位置は、OpenStreetMap の温室のポリゴンと一致し、ウィキメディア・コモンズのジオタグ付き写真と照合されています。
最もよく記録されているのは、ガラスの点です。2023年1月27日、大学は、多肉植物温室と熱帯温室に点描のガラスが施されたと発表しました。粘着ディスクの規則的な格子がガラス面全体を覆い、鳥の衝突を減らします。庭園は年間を通じて約50種の鳥に利用されているためです。大学の建物管理部門とともに設計されたこの方式は、猛禽類のシルエットをガラスに貼るよりも、ドットの格子のほうが効果的に鳥を守ることを示す試験を経て選ばれました。熱帯温室の内部には、つる植物のためのパーゴラが造られました。


植物コレクション
熱帯温室には、熱帯域の低木や高木が約150種集められ、地理的に配置されています。それぞれの花壇が一つの大陸を表し、森林とサバンナの環境があります。入口の近くの小さな区画は、ランを含む熱帯の着生植物にあてられています。希少種や絶滅危惧種には、それぞれインド南部と中国南部原産の Cycas circinalis と Cycas taiwaniana があります。観葉植物としてなじみのある種も、ここでは本来の姿に育っており、Chamaedorea elegans、Ficus benjamina、ロード・ハウ島にのみ見られる Howea forsteriana などです。つる植物の Aristolochia gigantea は、温室のパーゴラで花を咲かせます。
多肉植物温室には、砂漠と半砂漠地域の約200種があり、専用の花壇には、若い Welwitschia mirabilis が育てられています。ヴィクトリア温室では、南アメリカの巨大なスイレンであるパラグアイオニバス(Victoria cruziana)をほかの熱帯の水生植物とともに育て、バナナ温室には、熱帯の食用植物が原産地域別に集められています。

見学案内
温室は庭園の中央部、多くのヤシが育つアルカンジェリ広場(Piazzale Arcangeli)の隣にあり、広場には1890年に植えられた2本の Jubaea chilensis もあります。庭園長は春を勧めつつ、どの季節にも美しい眺めがあると述べています。約2 haの庭園はミラコリ広場に近く、いくつかの場所から斜塔がちらりと見えます。
毎月第3土曜日の15:00から、植物コレクションを巡るガイド付き見学が予約制で行われます(2026年10月17日、11月21日、12月19日)。隣接する植物博物館は、2026年8月4日の地震以来、一時閉鎖されています。庭園自体は開いており、5月から9月の間は、アカヤシオサゾウムシの駆除処理のため、数回の閉鎖があります。
43.72° N, 10.40° E
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出典 (8)
- ortomuseobot.sma.unipi.it/2023/01/orto-botanico-le-serre-maggiori-cambiano-look-per-tutela
- ortomuseobot.sma.unipi.it/collezioni/
- ortomuseobot.sma.unipi.it/settori/
- ortomuseobot.sma.unipi.it/wp-content/uploads/2018/08/Arbor-n.-2-2018-41-48.pdf
- pisatoday.it/cronaca/serra-tropicale-orto-botanico-pisa.html
- ortomuseobot.sma.unipi.it/orari/
- ortomuseobot.sma.unipi.it/2026/10/sabato-botanico-autunno/
- it.wikipedia.org/wiki/Orto_botanico_di_Pisa
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