🇬🇧イギリス·一般公開

オードリー・エンド菜園のブドウ温室

エセックス州サフラン・ウォルデン近郊、オードリー・エンド

オードリー・エンド菜園のブドウ温室, エセックス州サフラン・ウォルデン近郊、オードリー・エンド
写真 : John Myers — CC BY-SA 2.0

2026年10月時点で出典を確認済み

「1990年代に修復された長さ52 mのブドウ温室では、樹齢100年を超えるブドウの木が今も育てられています。」
様式
19世紀初頭の細長い片流れ屋根の温室、5つの区画に分かれる
規模
長さ約52 m(170フィート)
状況
一般公開中(イングリッシュ・ヘリテージ)

サフラン・ウォルデン近郊にあるイングリッシュ・ヘリテージの領地、オードリー・エンドの塀に囲まれた菜園には四つの区画があり、そのうちの一つに、19世紀初頭の長さ52 mのブドウ温室が建っています。歴史的公園の登録簿は、サー・ジョン・グリフィン・グリフィンの温室とオランジェリーが取り壊された1802年のものとしていますが、ある庭園史家は1820年代と見ています。イングリッシュ・ヘリテージは、1828年より前には建っていたとしています。20世紀半ばには傷みが著しく進みましたが、1990年代にHDRA(現ガーデン・オーガニック)とともに修復され、今も樹齢100年を超えるブドウの木が育っています。

見学の計画

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詳細解説 読了目安:約1分

歴史

オードリー・エンドの菜園は、昔から今の場所にあったわけではありません。1750年代、ポーツマス伯爵夫人(Countess of Portsmouth)は菜園を邸宅から離し、ケム川の対岸、厩舎の近くへ移しました。1768年には、彼女の妹の息子で領地の相続人であったサー・ジョン・グリフィン・グリフィン(Sir John Griffin Griffin)が菜園を拡張し、温室とオランジェリーを加えました。ある庭園史家によれば、ジョン・ホブクロフト(John Hobcroft)は1774~1776年に、古典主義に着想を得た三つの部分からなる建物を設計し、2棟の加温温室のあいだに中央の温室を置きました。

その後のことは、見解が分かれています。歴史的公園・庭園の登録簿は、これらの建物が1802年に取り壊され、その年にブドウ温室が建てられたとしています。一方、この庭園史家は、1802年に行われたのは中央部分の改造だけで、ホブクロフトの建物群が現在の大きな温室に置き換えられたのは1820年代だと論じています。イングリッシュ・ヘリテージは、1828年より前には建っていたとだけ述べています。

1884年、『ガーデナーズ・クロニクル』(Gardeners' Chronicle)は庭師長ジェームズ・ヴァート(James Vert)の仕事を称賛しました。1900年以降、建物は衰え、1948年に公共事業省が領地を取得したときには、ひどく傷んでいました。イングリッシュ・ヘリテージは1990年代に、ヘンリー・ダブルデイ研究協会(Henry Doubleday Research Association、現ガーデン・オーガニック〔Garden Organic〕)とともに、約3年、およそ50万ポンドをかけた事業で温室を修復しました。ある訪問者の記録では、ブドウ温室は1995年とされています。菜園のほかの部分は、1877年の図面と庭師ウィリアム・クレズウェル(William Cresswell)の1874年の日誌を用いて1999年に修復され、2000年の完成時にはチャールズ皇太子によって開園されました。

建築と構造

温室は、塀に囲まれた菜園の四つの区画のうちの一つにあり、邸宅の北西約350 mの場所にあります。登録簿は長さを52 m、つまり170フィートとしており、庭園史家は50 mを超えると述べています。温室は生育条件の異なる五つの区画に分かれています。両端の温室はモモのため、中央寄りの区画はブドウのため、背の高い中央の区画は花の咲く植物のために充てられていました。

換気は大きな上げ下げ窓に頼っています。家庭用の窓を拡大したもので、錘とひもで動かします。ホブクロフトの以前の建物には、1802年に温壁が設けられ、背面の壁のれんがの中に煙道が、その外側にストーブが組み込まれていました。1990年代の修復では、石工がもとのれんがに合わせた手づくりのれんがと石灰モルタルを用いました。

近くにはオーチャード・ハウスが建っており、その図面は、こうした建物の設計の手引書に1860年に掲載されました。この領地が園芸の革新に遅れずについていたことを示しています。オードリー・エンドの公園は、歴史的公園・庭園の登録簿にグレードIで登録されています。

植物コレクション

温室は今も本来の目的で使われています。イングリッシュ・ヘリテージはそのブドウの木を特筆しており、展示されているものは樹齢が100年を超えます。ある訪問者の記録は、これをブドウとモモの温室と述べています。19世紀の配置は明快でした。両端にモモ、中央にブドウ、背の高い区画に花の咲く植物です。

周囲の菜園は、ソイル・アソシエーション(Soil Association)の有機の原則で運営されています。ウィキペディアによれば、リンゴ約120、ナシ約60、トマト約40の品種があり、収穫物は領地のレストランに回るか、ほかのレストランや宅配ボックス事業に販売され、ときにはドーチェスター・ホテルにも供給されました。温室の外側には、ミツバチの受粉のために植えられた野の花の花壇と、長いラベンダーの列が並びます。

見学案内

菜園は邸宅の北西、厩舎の近くにあるため、ブドウ温室は、ヴィクトリア朝の厩舎の中庭、1880年代の使用人棟、芝生に182の花壇が刻まれた1832年のパルテールと、組み合わせて見て回れます。ケイパビリティ・ブラウン(Capability Brown)の景観公園、ロバート・アダム(Robert Adam)設計のティーハウス橋、1860年代に造られた池の庭(Pond Garden)が散策を広げてくれます。暑い日には、温室の中の空気が息苦しく感じられることがあります。オードリー・エンド駅はロンドンのリヴァプール・ストリート駅から約1時間で、邸宅までは徒歩20~30分です。

インタラクティブな地球儀で見る

52.02° N, 0.22° E

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出典 (7)

  1. english-heritage.org.uk/visit/places/audley-end-house-and-gardens/things-to-do/gardens-at-
  2. english-heritage.org.uk/visit/inspire-me/historic-gardens/kitchen-gardens/
  3. parksandgardens.org/places/audleyend
  4. thegardenhistory.blog/2021/05/01/audley-ends-walled-kitchen-garden/
  5. en.wikipedia.org/wiki/Audley_End_House
  6. ianvisits.co.uk/articles/a-day-trip-to-audley-end-house-and-gardens-45681/
  7. openstreetmap.org/way/340756529
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