🇳🇿ニュージーランド·一般公開

バソン植物園の温室群

ファンガヌイ、マナワツ=ファンガヌイ

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2026年10月時点で出典を確認済み

「贈与証書に書き込まれた温室。スタンリー・バソンは1966年、温室の建設を条件に農場を市に譲りました。」
年代
1980
建築家
トニー・ジャックマン(ランドスケープ・アーキテクト)
様式
再利用した煉瓦とガラスの温室群
規模
温室3棟(暖房付きは1棟のみ)と展示室
状況
一般公開中

スタンリー・バソンが、25 haの農場をワンガヌイ市に贈る1966年の寄贈の条件として求めたこの温室群は、造園家トニー・ジャックマンの設計で1980年に完成しました。壁は、取り壊された二つのファンガヌイの映画館から回収した煉瓦で築かれ、バソン家の煉瓦製造の過去に敬意を表しています。滝と池を中心に造られ、ブランシュ・バソンに捧げられた暖房のない温室、国内最大級の公開コレクションを持つラン温室、暖房付きの熱帯温室から構成されます。

見学の計画

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詳細解説 読了目安:約1分

歴史

この温室群の物語は、レンガ職人の一家から始まります。リューベン・バソン(Reuben Bason)とその甥のトーマス、ジョンは、1840年代末にイングランドから渡り、港町ファンガヌイでレンガ工場を興しました。1900年、ジョン・バソン(John Bason)と妻のメアリーは、町の外のラパヌイに農場を購入し、翌年には男の赤ん坊スタンリーを養子に迎えます。1934年にジョンが亡くなると、農場は破産状態にあることが分かりました。スタンリーは債権者を説得して、働いて借金を返すことを認めてもらい、ブランシュ・プリドー(Blanche Prideaux)と結婚します。借金を完済すると、夫妻は1エーカー近い邸宅の庭園(ホームステッド・ガーデン)をつくり、名前のついたツバキ140本以上とバラ500本を植えました。

1966年、バソン夫妻は借金のない25 haの農場、評価額約50,000ドルを、植物保護区としてファンガヌイ市議会に提供しました。スタンリーは、温室群の少なくとも第1期を10年以内に建てることを唯一の条件に、さらなる資金の提供も約束します。市議会議員数名と地元の農業団体が反対したものの、市議会は1966年7月に寄贈を受け入れました。ブランシュは1969年に、スタンリーは1976年に亡くなっています。

その後に基本計画が作られ、道路の整備と、モウハナウ川(Mowhanau Stream)をせき止めて2つの池にする工事から始まりました。約束された温室群は1980年に完成し、最初の1棟はブランシュの追悼に捧げられました。バソン植物園トラスト(Bason Botanic Gardens Trust)は、ウィキペディアでは1982年、庭園自身の沿革では1998年に設立されたとされています。以来、遺贈金を活用してコレクションや建物を増やしており、その中にはウィンストン・ラーセン(Winston Larsen)とアグネス・ラーセン夫妻の遺贈による資金で建てられたラン温室もあります。

建築と構造

この建物群を設計したのは、ニュージーランド・ランドスケープ・アーキテクト協会の初代会長を務めたランドスケープ・アーキテクトのトニー・ジャックマン(Tony Jackman)で、1980年に建てられました。3つの温室、すなわちブランシュ・バソン温室、ラーセンのラン温室、熱帯温室と、情報展示を収めたスクーラー・ルーム(Scoullar Room)、来園者用トイレから成ります。最大の特徴はレンガ積みで、壁は取り壊されたファンガヌイの2つの映画館から回収したレンガで築かれました。庭園はこれを、バソン家のレンガ製造の伝統へのオマージュとして紹介しています。同じレンガは、敷地各所の園路、立ち上げ花壇、バーベキュー設備にも使われています。

各温室の管理は独自です。ブランシュ・バソン温室は暖房がなく、ランギティケイ川(Rangitikei River)の石で築いた滝と池を中心に構成されています。水は中間の池に落ちてから中央の養魚池に達し、空気の湿度を保ちます。熱帯温室は唯一暖房のある温室で、温度を保つために鍵がかけられていることが多く、条件が整えば他の温室へ移される植物の苗床も兼ねています。パーゴラが、温室群とホームステッド・ガーデンに共通の入口になっています。

植物コレクション

ラン温室には、庭園の説明によれば、ニュージーランドの公開庭園で最も充実したランのコレクションのひとつが収められています。長年にわたる寄贈品を中心に築かれ、コチョウラン(Phalaenopsis)、シンビジウム(Cymbidium)、デンドロビウム(Dendrobium)、Pleione、パフィオペディルム(Paphiopedilum、スリッパ・オーキッド)、オンシジウム(Oncidium)、マスデバリア(Masdevallia)、Sarcochilus が中心で、オーストラリア産の Sarcochilus hartmannii も含まれます。

暖房のないブランシュ・バソン温室では、セントポーリア、ベゴニア、シダなど、季節ごとの外来植物の展示が入れ替わります。球根性の交配ベゴニアは、その季節に合わせて持ち込まれます。温室群で特に挙げられている植物には、オオベニウチワ(Anthurium andraeanum)、ベニベンケイ(Kalanchoe blossfeldiana)、ブロメリアの Guzmania lingulata などがあります。屋外では、ゲットウ、トックリラン、ゴクラクチョウカ、カナリア諸島のリュウケツジュを植えた亜熱帯の花壇が温室を囲み、2005年に植えられたチリヤシ(Jubaea chilensis)も近くにあります。カナリーヤシ(Phoenix canariensis)の並木道がホームステッド・ガーデンへと続いています。

見学案内

温室群は、ファンガヌイ北西のウェストミアの田園地帯、ラパヌイ・ロードにある25 haのバソン植物園の中心に位置し、メインの駐車場の向かいにあるパーゴラを通って入ります。見学は、隣のホームステッド・ガーデン、地中海性植物のあるミレニアム・ヒル、湖とそのほとりの日本式の茶室、敷地の奥にある在来のシダを集めたブースビー・ファーン・ハウス(Boothby Fern House)へと、無理なく広げられます。7月から10月にかけては、春の庭がツバキ、スイセン、モクレン、シャクナゲ、アザレアで彩られ、夏には自然の円形劇場で野外劇が上演されます。熱帯温室は、温度を保つために閉まっていることがよくあります。市内には、もうひとつの温室であるヴァージニア・レイク・ウィンターガーデンがあります。

インタラクティブな地球儀で見る

39.88° S, 174.95° E

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出典 (6)

  1. basonbotanicgardens.com/conservatories/
  2. basonbotanicgardens.com/about-us/history/stanley-bason-story/
  3. basonbotanicgardens.com/explore-gardens/
  4. en.wikipedia.org/wiki/Bason_Botanic_Gardens
  5. nzherald.co.nz/whanganui-chronicle/news/whanganuis-bason-botanic-gardens-delivers-on-benef
  6. gardens.org.nz/resources/bason-botanic-focus
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