カターニア大学植物園(オルト・ボタニコ)のテピダリウム
カターニア、シチリア
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- 年代
- 2008年(1958年に解体された19世紀の温室の再建)
- 建築家
- 当初の温室:メゾン・ルフェーヴル・オライリー・エ・ドルモワ(パリ)
- 様式
- 2008年に再建された大熱帯ガラス温室
- 規模
- 庭園は16,000 m²(ホルトゥス・ジェネラリス13,000 m²、ホルトゥス・シクルス3,000 m²)
- 状況
- 一般公開中(ガイド付き見学は予約制)
テピダリウムは、1858年にベネディクト会修道士フランチェスコ・トルナベーネがカターニアに創設した植物園の大熱帯ガラス温室です。パリのルフェーヴル・オライリー・エ・ドルモワ社が納入し、トルナベーネが1887年にパレルモの温室を手本にしたと述べた当初の温室は、第二次世界大戦後に大きな被害を受けたのち、1958年に解体されました。大学が425,954ユーロで再建し、2008年9月15日に落成して、コーヒーやパパイヤなど160種を超える植物を収めています。
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歴史
カターニアの植物園が生まれたのは、1843年から植物学講座を担当していたベネディクト会修道士フランチェスコ・トルナベーネ・ロッカフォルテ(Francesco Tornabene Roccaforte)のおかげです。1847年に彼は大学から土地の一区画を得ましたが、1848年の革命がこの最初の試みを頓挫させました。1854年に維持のための基金が設けられ、1856年には建築家マリオ・ディ・ステファノ(Mario Di Stefano)が建物の設計を委嘱されて、植物園は1858年に創設されました。ほかの植物園から送られた最初の植物は、1862年に植えられています。
大温室のテピダリウムは、パリのフォブール=デュ=タンプル通りに拠点を置くメゾン・ルフェーヴル・オライリー・エ・ドルモワ(Maison Lefebvre O'Reilly et Dormois)社が納入しました。トルナベーネは、1887年に刊行した『Hortus Botanicus』のなかで、パレルモの植物園の温室を手本に設計されたと述べています。第二次世界大戦の直後に大きな被害を受けたこの温室は、あらゆる修復の試みを退けたため、園長のヴァレリオ・ジャコミーニ(Valerio Giacomini)が取り壊しを決めました。2008年の記事はこの決定を1956年としていますが、イタリア植物園ポータルなどの資料は、解体を1958年としています。
半世紀後、大学はピエトロ・パヴォーネ(Pietro Pavone)の指揮のもとで温室を再建しました。これは、イタリア大学省と欧州共同体が資金を出すカターニア=レッチェの共同プロジェクトの一環で、費用は425,954.04ユーロでした。新しいテピダリウムは2008年9月15日に落成し、カターニア・ガーデン・クラブの会長ジョヴァンナ・コゼンティーノ・ディ・ロンデ(Giovanna Cosentino Di Rondé)が式典の名誉後援者を務めました。
建築と構造
もとのテピダリウムは輸入された建物でした。納入元のメゾン・ルフェーヴル・オライリー・エ・ドルモワはパリで営業しており、トルナベーネはカターニアの温室をパレルモの植物園の温室になぞらえていました。文献はこれを大きな、記念碑的な温室、堂々とした構造物と呼んでいますが、寸法は示していません。
2008年に再建された温室は熱帯植物を育てるためのもので、そのため内部は非常に湿度の高い空気になっています。
温室があるのは、2つの部分に分かれた16,000 m²の庭園です。外来植物にあてられた約13,000 m²のホルトゥス・ゲネラリス(Hortus Generalis)と、シチリアの植物のために取り分けられた3,000 m²のホルトゥス・シクルス(Hortus Siculus)です。大通りの突き当たり、半円形の空き地には、マリオ・ディ・ステファノの神殿のような新古典主義の建物がそびえています。大理石の階段を上ると二重の列柱のポルティコがあり、その両脇を2本の巨大なリュウケツジュ(Dracaena draco)が囲んでいます。
植物コレクション
新しいテピダリウムには、観賞植物と食用植物を合わせて、160種を超える熱帯植物があります。落成を伝える記事には、パンノキ、コーヒー、カカオ、パパイヤ、タマリンドが挙げられており、2018年の記事ではコーヒーとパパイヤが特筆されています。
温室のまわりには、庭園の四つの主要なコレクションがあります。約2,000種の多肉植物、約50種のヤシ、シチリアの植物、樹木と低木で、そのほかにも多くの外来種があります。ホルトゥス・シクルスには、シチリアと地中海性気候に典型的な植物が集められており、2本の巨大なリュウケツジュが、マリオ・ディ・ステファノの設計した新古典主義の建物の大理石の階段を縁取っています。
見学案内
植物園はカターニアのエトネア通り(Via Etnea)397番地にあり、ガイド付きツアーは予約できます。テピダリウムは、大規模な多肉植物のコレクションとヤシ、そして島の植物を集めたホルトゥス・シクルスをめぐる順路の立ち寄り先のひとつです。庭園全体で1時間ほどを見込んでください。多肉植物の間で足を止める人なら、もっとかかるでしょう。大通りの突き当たりにあるマリオ・ディ・ステファノの新古典主義の建物は、2本の巨大なリュウケツジュに縁取られており、庭園を出る前に近くで見る価値があります。
37.52° N, 15.08° E
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出典 (5)
- unictmagazine.unict.it/lorto-botanico-internazionale-dei-catanesi
- ortobotanicoitalia.it/sicilia/catania/
- tecnicadellascuola.it/nuovo-tepidarium-all-orto-botanico-di-catania-inaugurazione-il-15-se
- catania.liveuniversity.it/2018/09/22/catania-orto-botanico-polmone-verde-centro-citta/
- en.wikipedia.org/wiki/Orto_Botanico_dell%27Universit%C3%A0_di_Catania
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