🇬🇧イギリス·一般公開

モンスーン・フォレスト(チェスター動物園「アイランズ」)

チェシャー州チェスター(アプトン=バイ=チェスター)

モンスーン・フォレスト(チェスター動物園「アイランズ」), チェシャー州チェスター(アプトン=バイ=チェスター)
写真 : Richard Cooke — CC BY-SA 2.0

2026年10月時点で出典を確認済み

「英国最大の屋内動物展示施設で、2018年の火災で焼け落ちたのち、2,600を超える新しい植物と樹木で植え直されました。」
年代
2015
建築家
ダン・パールマン(ベルリン)、AECOMアーキテクツ
様式
ETFEクッションの屋根をもつ現代的な熱帯ホール
規模
敷地面積は約3,280 m²、延床面積5,248 m²、容積28,819 m³
状況
一般公開中(2018年の火災を経て2020年10月に再開)

東南アジアの島々をテーマにしたチェスター動物園の拡張区画「アイランズ」の中心として2015年に開館したモンスーン・フォレストは、英国最大の屋内動物展示施設とされています。ベルリンのスタジオ、ダン・パールマンが設計し、UVAとUVBを通すETFEクッションの屋根の下に、約3,280 m²の敷地面積を占めます。2018年12月15日に電気火災が建物を襲いましたが、土壌をすべて取り除き、屋根を新しくしたうえで、2,600を超える新しい植物と樹木とともに2020年10月に再開しました。

見学の計画

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詳細解説 読了目安:約1分

歴史

チェスター動物園は、ジョージ・モッターズヘッド(George Mottershead)の創設により、1931年6月10日にアプトン=バイ=チェスターで一般公開されました。現在の面積は51 haです。早くも1964年には、容積26,000 m³を超える大きな動物用のガラス温室、トロピカル・レルム(Tropical Realm)を開いています。

モンスーン・フォレストは「アイランズ」の一部で、 e-architect はこれを英国の動物園の歴史で最大の開発事業と評しています。ベルリンのスタジオ、ダン・パールマン(dan pearlman)による設計は、ZooLex のデータベースによれば2010年(スタジオ自身によれば2011年)に始まり、施工業者のレイン・オルーク社(Laing O'Rourke)は2013年8月に建設に着手しました。「アイランズ」は2015年7月に開園しました。総工費が約4,000万ポンドのこの拡張部分は、動物園を南のA41道路まで15エーカー広げ、6つのテーマ別の島を中心に、2017年まで3期に分けて展開されました。大ホールは、ZooLex では1,700万ポンドとされ、業界誌によれば2015年8月21日に来園者に公開されました(ZooLex では2015年6月)。このプロジェクトは数ある賞のなかでも、構造技術者協会(Institution of Structural Engineers)の大規模プロジェクト最優秀賞と、2017年にはBIAZAの金賞を受けました。

2018年12月15日、電気系統の故障でホールに火災が起き、鳥、カエル、魚、小さな昆虫が死にました。動物園は翌日に再開し、再建基金は1週間で22万ポンド以上を集めました。植物、樹木、土壌、下層土はすべて取り除かれ、新しい屋根が取り付けられて、ホールは2020年10月に再開しました。

建築と構造

建築、ランドスケープ、生息環境を手がけたダン・パールマンによれば、建物の敷地面積は3,280 m²、延床面積は5,248 m²、容積は28,819 m³です。建物は谷のような地面に埋め込まれているため、外から見えるのは屋根だけです。その屋根は、ノヴァム・ストラクチャーズ社(Novum Structures)が供給した3層のETFEクッションでできており、同社は鉄骨の設計も担当しました。膜は、動物にも植物にも必要なUVAとUVBの光を通します。その下には、トニー・ホッグ・デザイン(Tony Hogg Design)が設計したケーブルネットがあり、体重90 kgのオスのオランウータン1頭と、60 kgのメス2頭が同じ一点にぶら下がっても支えられる大きさに決められています。

換気は自然の煙突効果に頼り、ETFEの屋根に組み込まれた換気窓が補っています。内部では、ゆるやかな傾斜の小道が森の中を上り、その後出口へと下ります。道の両側には、高さ6~12 mの人工の樹木、カーボンファイバー製のスウェイポール、約15,000 mのウェビングが並びます。植栽帯は有孔管で排水され、床から天井までの窓が展示場の中を見せ、気候制御システムは、約27 °Cの気温のもとで遠くにとどろく雷とにわか雨を再現します。

植物コレクション

火災のあと、ホールには2,600を超える新しい植物と樹木が植え直され、食虫植物も含まれています。植生は東南アジアの森の情景をなし、架空の野外基地「トリパ研究ステーション(Tripa Research Station)」を中心に演出されています。

動物たちは自然の分布域に従って配置されています。2015年の開園と2020年の再開を伝える記事には、スマトラオランウータン、クロザル、エミスムツアシガメ、フランク(Frank)とフランキー(Frankie)という名のマレーガビアルのつがい、そして業界誌によれば英国のほかのどこでも見られない2種であるサイチョウとヒゲミズヘビが登場します。ZooLex の記録には、さらにワウワウテナガザルが加わり、小さなテラリウムにはバンパイアクラブ、オオコノハムシ、そのほかのアジアの無脊椎動物がいるとあります。2020年の再開では、東南アジアの両生類のための区画、改良されたオランウータンの生息環境、サイチョウの繁殖を調べるための区画が加わりました。

見学案内

モンスーン・フォレストは動物園の南部、「アイランズ」ゾーンの中心にあり、スマトラトラの展示場の近くです。ボートの旅はこれらの島々に沿って450 mを約15分で進み、屋外の展示場をもう一つの角度から眺められます。

動物園は51 haの広さがあり、丸一日を過ごすのにふさわしい場所です。暖かく湿ったホールは、寒い日や雨の日の避難先にもなります。見学の締めくくりには、敷地の歴史ある区域に1964年に開かれた大きな動物用のガラス温室、トロピカル・レルムを訪ねるのもよいでしょう。

インタラクティブな地球儀で見る

53.22° N, 2.88° W

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出典 (7)

  1. danpearlman.com/en/work/chester-zoo-islands/
  2. zoolex.org/gallery/show/2042/
  3. en.wikipedia.org/wiki/Chester_Zoo
  4. e-architect.com/england/islands-at-chester-zoo-building
  5. blooloop.com/animals/news/chester-zoos-monsoon-forest-opens-uks-largest-indoor-zoo-exhibit
  6. blooloop.com/animals/news/chester-zoo-monsoon-forest/
  7. openstreetmap.org/way/520981382
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