キングストン・レイシーの菜園の温室(ブドウ温室とメロン温室)
イングランド、ドーセット州ウィンボーン・ミンスター近郊パンフィル

2026年10月時点で出典を確認済み
- 年代
- 1876~1879年
- 様式
- 加温式のヴィクトリア朝の菜園の温室。ブドウ温室は新しい木枠の上に再建
- 状況
- 一般公開中(ナショナル・トラストの領地)。菜園と温室は2018年から修復中
ドーセット州のキングストン・レイシーの菜園は、1876年にバンクス家のために造られました。ブドウ温室は、1879年に最初に建てられたU字形の温室群の一部で、果物、野菜、異国の花のための加温温室も並んでいました。庭は1960年代までに衰え、ナショナル・トラストが領地を受け継いだときには完全に草木に覆われていました。解体されたブドウ温室は、当初の金具や付属品を使って新しい木枠の上に再建され、古いブドウの木、柑橘類、扇状仕立てのモモが収められています。メロン温室は、2022年に数十年ぶりにメロンを実らせました。
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歴史
キングストン・レイシーの菜園は、ウォルター・ラルフ・バンクス(Walter Ralph Bankes)と妻のヘンリエッタ(Henrietta)に結びついています。ガーデン・ヒストリー・ブログ(The Garden History Blog)によれば1869年に領地を相続したウォルターは、技術に関心を持ち、邸宅から少し離れた菜園には最新の設備が備えられました。ナショナル・トラストによれば、菜園は1876年に2,740ポンド(現在の約180,000ポンドに相当)をかけて造られました。ブドウ温室は1879年に最初に建てられたU字形の温室群に属しており、一家は加温した温室で果物、野菜、ハーブ、異国の花を育てていました。生産は19世紀末から20世紀初めに最盛期を迎え、1908~09年にはリンゴ71品種、ナシ52品種、スモモ19品種が植えられました。
その後は衰退が続きました。ブログは庭の終わりを第一次世界大戦期とし、多くの温室が崩れたと述べています。一方、ナショナル・トラストは、1960年代までに衰え、領地を受け継いだときには完全に草木に覆われていたと述べています。受け継いだ年は、そのページでは1982年、沿革のページではラルフ・バンクス(Ralph Bankes)の死後の1981年です。観賞用の展示温室を含め、当初の特徴の一部は失われ、ほかのものは修復不能になりました。修復計画は2009~2010年ごろに始まりました。Smallholderによれば、ブドウ温室の作業は2018年に1棟の修復から始まり、残る2棟は傷みがひどすぎて取り壊されました。トラストは、ブドウ温室が解体され、元の温室の金具や付属品を使って新しい木枠で再建されたと記しています。作業はパンデミックで2年間中断しました。2022年にはメロンが戻りました。最初の収穫は、トラストによれば50年ぶり、Smallholderによれば40年ぶりです。


建築と構造
ナショナル・トラストによれば、菜園の温室はもともとU字形の棟を成しており、1879年に最初に建てられました。その一部であるブドウ温室は、元の温室の金具や付属品を再利用して、新しい木枠で再建されています。ブログは、菜園に最新の設備が備えられていたと述べ、トラストは加温した温室を挙げています。参照した資料には、暖房システムも、もともとの構造の寸法や材料も書かれておらず、再建されたブドウ温室の木材についてのみ記されています。
温室の周りでは、100年以上前に庭のチームが使った建物を、内側から見ることができます。入口の門は伝統的な職人技で修復され、ヘンリエッタ・バンクスが1912年に選んだ灰緑色に塗り直されました。これらは、タイタニック号の錨も製造したウェスト・ミッドランズの鉄工所が作ったものです。茅葺きの2棟の東屋が再現され、歴史的な小道が復元されました。
植物コレクション
再建されたブドウ温室には、古いブドウの木、柑橘類、扇状仕立てのモモがあります。メロン温室は再び使われています。2022年には、庭師たちがここで、ヴィクトリア朝の人々に人気だった伝統品種のブレナム・オレンジのメロンを、当時の方法で育てました。同じ年、モモは元のブドウの木のそばでよく実りました。トラストの写真のキャプションは、加温したガラス温室の中の鉢植えのオレンジ、ゼラニウム、ストレリチアに触れています。温室の外では、菜園に、当初の設計に復元された花の庭、秋のダリア、そして2022年に植えられた果樹園があり、果樹園は、バラと垣根仕立ての果樹で覆われる予定の長さ100 mのアーチを囲んでいます。収穫物は厩舎のカフェに供給され、余剰分は現地で販売されます。
見学案内
菜園は邸宅から離れ、日本庭園の先の小道を渡ったところにあります。トラストによれば、日本庭園を通って徒歩で行き、庭のほかの部分より少し長く歩きます。売店で飲み物と軽食が提供され、遊び場もあります。春、夏、秋には、整形式庭園、菜園、またはその両方を巡る無料のガイド付き庭園ツアーがあり、予約は要りません。19世紀末のシダ園や、ヘンリエッタ・バンクスが1910年以降に造った7エーカーの日本庭園と合わせて訪れるのがおすすめです。ダリアは秋に菜園で咲き、ブログは、冬の終わりに約600万株のスノードロップが咲くと述べています。
50.81° N, 2.03° W
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出典 (8)
- nationaltrust.org.uk/visit/dorset/kingston-lacy/bringing-the-kitchen-garden-to-life-at-kin
- nationaltrust.org.uk/visit/dorset/kingston-lacy/the-garden-at-kingston-lacy
- nationaltrust.org.uk/visit/dorset/kingston-lacy
- nationaltrust.org.uk/visit/dorset/kingston-lacy/the-history-of-kingston-lacy
- thegardenhistory.blog/2022/03/26/kingston-lacy
- southwestfarmer.co.uk/news/23586833.national-trust-propertys-ornamental-gates-restored/
- strollingguides.co.uk/books/dorset/places/kingstonlacyhouse.php
- en.wikipedia.org/wiki/Kingston_Lacy
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