マラハイド城、タルボット植物園の温室群とヴィクトリア朝の温室
ダブリン県マラハイド

2026年10月時点で出典を確認済み
- 建築家
- 不明(複数の時期の温室)
- 様式
- 壁に囲まれた植物園にある複数の時期の温室群と、ドーム付きのガラス張りのヴィクトリア朝の温室
- 規模
- 壁に囲まれた庭園1.6 ha、温室7棟
- 状況
- 一般公開(壁に囲まれた庭園とバタフライ・ハウスは毎日開園)
ダブリン北部にあるマラハイド城の、1.6 haの壁に囲まれた庭園では、7棟の温室が、第7代マラハイドのタルボット男爵ミロ・タルボット卿が1948年から1973年にかけて集めた植物コレクションを囲んでいます。オーストララシア、アジア、北アフリカ、南アメリカの植物です。ガラスのドームを頂くヴィクトリア朝の温室は、もともとこの場所にあったものではなく、アイルランドの資料によれば、ダブリン県南部の修道院から来たといいます。ピーチ・ハウス(Peach House)とダッチ・ハウス(Dutch House)は庭園で最も古い温室に数えられ、ケンブリッジ温室(Cambridge Glasshouse)には、城がアイルランド唯一のエキゾチック・バタフライ・ハウスと称する施設があります。
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歴史
マラハイドの土地と港は、1185年にリチャード・タルボット(Richard Talbot)に与えられ、一族は1649年から1660年の中断を除いて、1976年までそれを保持しました。植物園ははるかに新しいものです。公式の年表によると、ミロ・タルボット(Milo Talbot)は1949年に城を相続し、1956年に外務省を辞めて、コレクションにより多くの時間を注ぎました。城のウェブサイトは、そのコレクションが1948年から1973年にかけて集められたと説明しています。彼はオーストララシア、アジア、北アフリカ、南アメリカから植物を持ち帰り、それぞれの原産地と栽培の経歴を記録し、植物を守るための温室を建てさせました。写真のキャプションによれば、ピーチ・ハウスは1901年に壁に囲まれた庭園に入ったとされており、公式サイトは、それとダッチ・ハウスを庭園で最も古い温室に数えています。
1973年にミロが亡くなると、妹のローズ(Rose)は相続税のために売却せざるをえなくなりました。ダブリン県議会(現在のフィンガル県議会)が、1976年に城、庭園、領地を取得し、城は1977年に一般公開されました。県議会が主導した改修で、ビジターセンターは2012年2月に再オープンし、庭園にも手が及びました。2013年には、ある修復会社が、「秘密の庭」と、県議会自身の建築家が設計したケンブリッジ温室で、大規模な工事を完了したと報告しています。
ヴィクトリア朝の温室は、遅れて加わりました。アイリッシュ・タイムズ紙(2015年)は、最近の修復の際に県議会が取得した、築約100年とされる温室で、キリニーの修道院の庭から来たと考えられていると伝えました。一方、写真のキャプションは、1990年代にキャビンティーリーの女子修道院から購入したとしています。このように、その由来についても年代についても、資料の間で食い違いがあります。


建築と構造
壁に囲まれた植物園は、ウィキペディアによれば1.6 haです(ある庭園ブロガーは2 haとしています)。ここには7棟の温室があります。円形平面のヴィクトリア朝の温室は、小道の突き当たりに立ち、ガラスのドームを頂く白い構造物です。もともとこの場所にあったものではありません。ブロガーは、修道院から救い出された複数の建物を組み合わせたものと説明し、写真のキャプションは、壁に寄せて立つように設計されたガラス温室として始まり、のちに2つ目の部分が加わって独立して立つようになったと付け加えています。
ダッチ・ハウスは、「ダッチ・ライト」と呼ばれる大きなガラス板をはめた、伝統的な様式の温室です。バタフライ・ハウスを収めるケンブリッジ温室は、外側が全面ガラス張りの大型温室で、内部には熱帯の植物が植えられています。公式サイトは、ピーチ・ハウスとダッチ・ハウスを庭園で最も古い温室としています。参照した資料には、これらの構造物の寸法も材料も載っていません。


植物コレクション
庭園には、ミロ卿の刻印が残っています。タスマニア、オーストラリア、ニュージーランドの植物、壁に囲まれた庭園の池のそばに咲く南アメリカの花、そして「Talbot de Malahide」という交配種を含む、オレアリア(デージー・ブッシュ)のナショナル・プラント・コレクションです。ガラスの下では、ピーチ・ハウスの大半がオーストララシアの低木や寒さに弱いつる植物にあてられ、ダッチ・ハウスにはピンクのシャクヤクを含む地中海地域の植物が育ち、ヴィクトリア朝の温室には、2018年のガーデニングのウェブサイトによれば、Hibbertia scandens など南半球の植物が収められています。公式サイトはまた、北アメリカ原産のサラセニア(Sarracenia)のコレクションを挙げ、王立園芸協会の「AGM」の栄誉を受けた唯一のものだとしています。
ケンブリッジ温室では、チョウが熱帯の植物の間を自由に飛びます。公式のページは「数百」匹のチョウとも、20種以上とも述べています。2015年には、ある園芸ライターが、高山植物用とオーリキュラ用の温室は一般公開されていないと記しました。

見学案内
壁に囲まれた植物園は、城の裏手にあります。公式サイトによると、壁に囲まれた庭園とバタフライ・ハウスは毎日開いており、領地全体には少なくとも2時間をみるべきで、城のガイドツアーを加えればさらに必要です。ヴィクトリア朝の温室は、パルテールの近く、小道の突き当たりにあります。
庭園は夏がいちばんにぎわいますが、城はどの季節にも見どころがあるとしています。同じ一群の施設であるフェアリー・トレイル(Fairy Trail)やカジノ鉄道模型博物館(Casino Model Railway Museum)と組み合わせるのもよく、約16 km北にあるアードギラン城の1905年の温室と合わせるのもよいでしょう。アードギラン城の温室は、同じ県議会が修復した、もう一つの移築されたヴィクトリア朝のガラス温室です。
53.45° N, 6.16° W
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出典 (8)
- malahidecastleandgardens.ie/the-gardens/
- malahidecastleandgardens.ie/botanic-gardens/
- malahidecastleandgardens.ie/butterfly-house/
- malahidecastleandgardens.ie/history/
- en.wikipedia.org/wiki/Malahide_Castle
- irishtimes.com/life-and-style/homes-and-property/helping-ireland-s-old-conservatories-to-s
- bimireland.ie/?p=4353
- theirishaesthete.com/2019/08/19/needing-attention/
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