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ヴィッラ・トルロニアのセッラ・モレスカ

ローマ、ラツィオ

ヴィッラ・トルロニアのセッラ・モレスカ, ローマ、ラツィオ
写真 : Edelmauswaldgeist — CC0

2026年9月時点で出典を確認済み

「1839年にジュゼッペ・ヤッペッリが設計したネオ・ムーア様式の温室で、14年間の閉鎖を経て2021年12月に再開しました。」
年代
1839~1841年
建築家
ジュゼッペ・ヤッペッリ
様式
ネオ・ムーア様式。アルバーノ石、鋳鉄、色ガラス
規模
7連のファサード
状況
一般公開中(7月と8月は休館)

アレッサンドロ・トルロニア公がヴェネツィア出身の建築家ジュゼッペ・ヤッペッリに依頼したヴィッラ・トルロニアのセッラ・モレスカは、1839年に設計され、1840年に着工、1841年頃に隣接する塔とグロッタとともに完成しました。グラナダのアルハンブラ宮殿に着想を得て、7連のファサードの奥に、アルバーノ石の円柱、六角形の鋳鉄、多色のステンドグラスを組み合わせています。20世紀に劣化が進み、2007年から2段階で修復され、14年間の閉鎖を経て、2021年12月8日にヴィッラ・トルロニア博物館群の一部として再開しました。

見学の計画

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詳細解説 読了目安:約1分

歴史

アレッサンドロ・トルロニア公は、ヴェネツィア出身の建築家ジュゼッペ・ヤッペッリ(Giuseppe Jappelli)に、ノメンターナ通り(Via Nomentana)沿いの領地の南部の改造を依頼しました。1839年、ヤッペッリははじめ、グロッタ、武器庫、ニンフの泉、インド風のパゴダを組み合わせた一群を思い描きましたが、最終的にはロンバルド=ヴェネト王国の庭園の精神にのっとった、ムーア風に見える温室というアイデアに落ち着きました。ジェームズ・カヴァナ・マーフィー(James Cavanah Murphy)の『スペインのアラビア古代遺跡(Arabian Antiquities of Spain)』(1816年)の版画を参考にした可能性があり、ジャコモ・カネーヴァ(Giacomo Caneva)が彼を助けました。工事は1840年に始まり、博物館群の公式サイトによれば、温室、塔、グロッタの主要な三つの要素は1841年までに完成し、ヤッペッリによる彩色された図面2点は1842年のものです。増築は1865年ごろまで続きました。

施設は、1930年ごろまでそのまま残っていました。脆弱な素材、そして戦争にともなう放置によって、ひどく損なわれました。庭師の部屋が1905年に裏手に加えられ、グロッタは1908年に大部分が取り壊されました。14年間閉鎖された温室は、2段階の修復を受けました。最初は2007年から2013年で費用は約490万ユーロ、2回目は、一部が植栽と、建築家マリア・クリスティーナ・トゥッリオ(Maria Cristina Tullio)による博物館としての内装にあてられ、2021年12月8日の再開に先立って完了しました。

ヴィッラ・トルロニアのセッラ・モレスカ, ローマ、ラツィオ — Gewächshaus im maurischen Stil von Giuseppe Jappelli: Seitenansicht.
Gewächshaus im maurischen Stil von Giuseppe Jappelli: Seitenansicht. · Edelmauswaldgeist — CC0
ヴィッラ・トルロニアのセッラ・モレスカ, ローマ、ラツィオ — Serra Moresca in Rome, Italy
Serra Moresca in Rome, Italy · Gustavo La Pizza — CC BY-SA 4.0

建築と構造

温室の正面のファサードは七つの区画に分かれ、六角形の鋳鉄の円柱に支えられた多色のガラスで隔てられています。アルバーノ石(ペペリーノ、peperino)の円柱には、ムーア風に着想を得た図柄が引っかいて刻まれています。入口は馬蹄形のアーチで開き、その上には金の星をちりばめた青いペディメントがあり、アレッサンドロとテレーザ・トルロニア(Teresa Torlonia)をたたえる、クーフィー体風の文字の銘が刻まれています。かつては大理石のライオンが両脇に置かれていました。内部では、木製の円柱が植木鉢の台と彩色された木の天井を支え、天井には北側に可動式のパネルがありました。

計画は温室だけにとどまりません。馬蹄形の入口と彩色されたファサードを持つ小さな建物、らせん階段で上る3階建ての塔(寝室、台所、六角形の食堂、鋳鉄と色ガラスの窓、多色のスタッコ)、そして鍾乳石の模造、湖、木橋を備えた人工のグロッタが、幻想の順路をなしています。塔の食堂には、仕掛けのある天蓋付きのディヴァンと、窓の向こうで魚が泳ぐ鉛製の水盤がありました。

ヴィッラ・トルロニアのセッラ・モレスカ, ローマ、ラツィオ — Inside view of Serra Moresca in Rome, Italy
Inside view of Serra Moresca in Rome, Italy · Gustavo La Pizza — CC BY-SA 4.0
ヴィッラ・トルロニアのセッラ・モレスカ, ローマ、ラツィオ — Gewächshaus im maurischen Stil von Giuseppe Jappelli: Glasmalereien.
Gewächshaus im maurischen Stil von Giuseppe Jappelli: Glasmalereien. · Edelmauswaldgeist — CC0

植物コレクション

温室では現在、ヤシ、リュウゼツラン、パイナップル、アロエなどの外来の貴重な植物が、再び水を出すようになった噴水の周りに展示されています。こうして、建物はもとの機能を取り戻しています。ローマの気候では屋外で育たなかった種を守るとともに、応接の間としても使われました。

グロッタは、ニンフの聖域、ニンファエ・ロキ(Nymphae Loci)として構想され、滝と小さな水盤があり、スイレンとハスが植えられています。長く繁茂していた植物は、再開の前に専用の除去作業を必要としました。この場所は、学術的な植物園というより、園芸の舞台装置であり、色ガラスを通した光とともに、植物が全体の効果に貢献しています。

ヴィッラ・トルロニアのセッラ・モレスカ, ローマ、ラツィオ — Serra moresca
Serra moresca · Samueleop — CC BY-SA 4.0

見学案内

セッラ・モレスカはヴィッラ・トルロニアの公園の中にあり、公園の正面入口はノメンターナ通り70番地にあります。ヴィッラ・トルロニア博物館群の順路に含まれています。温室、グロッタ、塔の外観に1時間ほど、公園には別に時間をみておいてください。7月と8月は閉館するため、訪れるのは春、秋、冬が向いています。見学は、カジーナ・デッレ・チヴェッテ(Casina delle Civette)をはじめとする、ヴィッラのほかの建物と自然に組み合わせられます。

インタラクティブな地球儀で見る

41.91° N, 12.51° E

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出典 (7)

  1. museivillatorlonia.it/it/infopage/il-complesso-della-serra-moresca
  2. turismoroma.it/en/places/musei-di-villa-torlonia-complex-serra-moresca
  3. it.wikipedia.org/wiki/Serra_moresca
  4. villegiardini.it/serra-moresca-villa-torlonia/
  5. romatoday.it/eventi/cultura/riapertura-serra-moresca-villa-torlonia.html
  6. en.wikipedia.org/wiki/Villa_Torlonia_(Rome)
  7. mapcarta.com/W297155397
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