筑波実験植物園
茨城県つくば市

2026年10月時点で出典を確認済み
- 様式
- 現代的な研究用の温室
- 規模
- 水生植物温室は約550 m²、高さ17.5 m、庭園14 ha
- 状況
- 一般公開中
1976年5月に国立科学博物館が創設し、1983年10月に一般公開された筑波実験植物園は、14 haの敷地に、温帯から熱帯までの約5,000種を集めています。温室では、半乾燥のサバンナ、熱帯雨林、水生植物、有用な熱帯植物、さらに絶滅危惧種が紹介されています。ショクダイオオコンニャクは2012年から6回開花し、2023年の人工授粉により、日本で初めてこの種の果実が得られました。
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歴史
筑波実験植物園は、名称に「実験」の語を含む植物園で、1976年5月に国立科学博物館によって創設されました。一般公開は1983年10月に始まりました。入口の教育棟では、パネルで植物の多様性とは何か、なぜそれが大切なのか、植物園がどのような役割を果たすのかが説明されており、ガラス張りの見学スペースからは、博物館の自然史標本の収蔵庫と、それをもとにした研究の様子も垣間見ることができます。
温室の名声の一端は、世界最大級の「花」とされるショクダイオオコンニャク(Amorphophallus titanum)によるものです。植物園では2012年に初めて開花し、その後は約2年おきに、多くは夏に咲いて、2023年までに合計6回開花しました。2023年5月には人工授粉に成功し、この株は736個の果実と約500粒の種子をつけました。この種の結実が日本で達成されたのは初めてのことです。種子はほかの植物園や研究機関に分けられ、若い株は熱帯雨林温室で展示されています。

建築と構造
約14 haの植物園は、テーマ別のゾーンに分かれており、そのひとつは世界の生態系にあてられていて、そこにある温室には3つの区画があります。日本語版ウィキペディアは、その3つを次のように説明しています。アメリカ大陸、アフリカ、オーストラリアの半乾燥地域の植生を見せるサバンナ温室、アジア・太平洋地域の低地林と山地林に分かれた約24 mの熱帯雨林温室、そして有用な熱帯植物を育てる、約550 m²、高さ17.5 mの水生植物温室です。
ほかの温室は、保全と普及の役目を担っています。有用な熱帯植物のための熱帯資源植物温室、旬の植物と企画展のための多目的温室、絶滅のおそれのある植物のための絶滅危惧植物温室です。入口の教育棟と、植物と人とのつながりをテーマにした研修展示館が、全体を完成させています。


植物コレクション
植物園は、温帯から熱帯まで約5,000種を育てています。中部日本の維管束植物、東アジアのシダ、ソテツ、サトイモ類、南アメリカのランに力を入れています。熱帯雨林温室には、シダ、ブナ科とツツジ科の植物、ランのほか、ショクダイオオコンニャクと、2023年の結実から育てられた若い株があります。
サバンナ温室には、アメリカ大陸、アフリカ、オーストラリアの半乾燥地域の熱帯・亜熱帯の植物が集められています。絶滅危惧植物温室は、日本ではおよそ4種に1種の植物が絶滅危惧種に指定されていることを伝え、そのうち数種を栽培しています。最後に、多目的温室では、季節の移り変わりとともに、話題の植物が展示されます。


見学案内
植物園は、茨城県つくば市の天久保にあります。14 haに広がる温室と屋外の植栽を見て回るには、半日あれば足ります。植物園のウェブサイトでは、毎週見ておきたい植物が紹介され、ショクダイオオコンニャクの開花状況も掲載されます。この花は約2年に1度しか咲かないので、注意深く追う価値があります。多目的温室と研修展示館では、企画展や、植物園フェスタなどのイベントが開かれます。
36.10° N, 140.11° E
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