🇮🇹イタリア·一般公開

セッラ・デイ・ジャルディーニ(セッラ・マルゲリータ)、カステッロ

ヴェネト州ヴェネツィア(カステッロ地区)

セッラ・デイ・ジャルディーニ(セッラ・マルゲリータ)、カステッロ, ヴェネト州ヴェネツィア(カステッロ地区)
写真 : Matthias Süßen — CC BY-SA 4.0

2026年10月時点で出典を確認済み

「1894年の鉄とガラスのテピダリウムは、ビエンナーレの会場で最も古い恒久的な建造物で、現在はカフェと植物の空間になっています。」
年代
1894年
建築家
当初の設計:市技術部の主任技師トレヴィザナート(1893年)
様式
リバティ様式の鉄とガラスのテピダリウム。現在はカフェと植物店
規模
約180 m²、高さ約6 m(ラ・ビエンナーレ)
状況
一般公開:カフェ、鉢植えの店、植物に関する活動。協同組合 Nonsoloverde が運営

カステッロの公園のヴィアーレ・ガリバルディの突き当たりに1894年に建てられたセッラ・デイ・ジャルディーニは、長くセッラ・マルゲリータの名で知られ、国際美術展のヤシや観葉植物を守るために設計された、鉄とガラスのテピダリウムです。1990年代初めに放置されたのち、ヴェネツィア市が修復し、2009~2010年からは社会的協同組合 Nonsoloverde が運営しています。約180 m²の屋根の下には、カフェ、季節ごとに入れ替わる鉢植えの販売、そして植物と文化にまつわる催しのプログラムがあります。

見学の計画

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詳細解説 読了目安:約1分

歴史

19世紀末、周縁部にあるために利用の少ない広い緑地だったカステッロの公園を再設計するため、いくつもの計画が出されました。その一つには、国際美術展で使うヤシや観葉植物を収められる温室が含まれていました。市技術部の主任技師トレヴィザナートが1893年にまとめた最初の計画は、簡素な組積造の建物か、より洗練された鉄とガラスの建物かという2つの案を示していました。1894年に建てられたのは後者で、公式サイトは、この選択を、当時不況にあった地元の金属加工会社の失業者に仕事を与えたという点で政治的なものだったと説明しています。入口の看板によると、この温室は、展覧会宮殿(Palazzo dell'Esposizione、1895年)や最初の国別パビリオンであるベルギー館(1907年)より前に建てられており、ビエンナーレの当初の一群のなかで最も古い恒久的な建造物です。

温室が立つのはヴィアーレ・ガリバルディの突き当たりで、かつてはサン・ドメニコ、サンタントニオ、サンタンナの修道院がそびえていた場所です。1809年の修道会の廃止で古い回廊は取り壊され、1810年には公共の庭園が部分的に整備されました。それから1世紀の間、温室は市の庭師たちの仕事場でした。冬には寒さに弱い種が保管され、ヴェネツィアとリドの花壇や、貴族の舞踏会場のための植物が育てられました。その後、何度かの改変を経て、1990年代初めに放置されました。2006年春に保護工事と屋根の補強が行われ、その後ヴェネツィア市が修復しました。管理は、公式サイトによれば2010年7月、協同組合の別の文書によれば2009年12月に、協同組合 Nonsoloverde に移りました。

セッラ・デイ・ジャルディーニ(セッラ・マルゲリータ)、カステッロ, ヴェネト州ヴェネツィア(カステッロ地区) — Giardini Garibaldi (Venice)
Giardini Garibaldi (Venice) · Abxbay — CC BY-SA 4.0
セッラ・デイ・ジャルディーニ(セッラ・マルゲリータ)、カステッロ, ヴェネト州ヴェネツィア(カステッロ地区) — Venice, Castello, Viale Giuseppe Garibaldi, Serra dei Giardini (former greenhouse, now…
Venice, Castello, Viale Giuseppe Garibaldi, Serra dei Giardini (former greenhouse, now café), red bench · Armin Kleiner — CC BY-SA 4.0

建築と構造

ラ・ビエンナーレは、約180 m²、高さ約6 mのガラスと鉄のテピダリウムと説明しています。正面は、装飾されたアーチと鉄の冠帯が特徴で、内部には滑らかなコンクリートの床と中二階のスペースがあり、暖房と空調を備えています。ウィキメディア・コモンズの自由利用の写真には、弧を描くガラス桟をもつ背の高いガラス面が、縁が波形のひさしの下で帆布のブラインドに日差しを遮られている様子が写っています。建物の周りでは、庭がポルティコ、前庭、バーの前の庭、側庭の4つの空間に分かれています。

公式サイトは、建築家マルコ・エルコレ(Marco Ercole)による2008年の記事を転載しており、それによると、当初の金属の屋根覆いは、ヴェネツィアではまれなものでした。同様のものがあるのは、リアルト橋やサン・マルコ寺院のドームのような主要な建物だけだとして、この建物に与えられる予定だった重要性を強調しています。表面は当初、当時のヨーロッパのほとんどの温室と同様に白く塗られていたことが、1920年代末の写真からわかります。放置される前に、温室にはほかの屋根材、第二次世界大戦後のコンクリート製の花箱、2つの階段でつながれた、より小さく低いガラスと鉄の付属棟、そして1929年に設置されたフィン付き鋳鉄ラジエーターのセントラルヒーティング用ボイラーが加わりました。

植物コレクション

温室に常設のコレクションはありません。協同組合は、時期ごとに異なる植物で温室を整えることにしました。原産地、形、色が絶え間なく流れるように変わり、空間が常に変化し続けるようにするためです。ここでは観賞用の鉢植えと園芸用品が販売され、その売上は協同組合の社会事業と教育活動の資金になります。植物は主に、ヴェネツィア、パドヴァ、トレヴィーゾの各県の園芸場から来ており、その多くは、不利な立場にある人々を雇用するヴェネト州の社会的協同組合が生産したものです。

空間は、ガーデニングや自然の雑誌を置いた、お茶と読書の部屋としても使われています。プログラムには、学校向けの環境教育、家族向けのワークショップ、大人向けの講座、植物の間での展覧会があり、2011年からはアート・プロジェクト「Microclima」も行われています。ヴェネツィア市は2026年9月11日に、温室での編み物の集いで幕を開ける、新しいシーズンの活動の開始を発表しました。

見学案内

セッラ・デイ・ジャルディーニは、ビエンナーレの庭園と通りの間、ヴィアーレ・ガリバルディの突き当たりのヴィア・ガリバルディ1254番(Via Garibaldi 1254)にあります。ラ・ビエンナーレによれば、水上バスの「Giardini Biennale」停留所から徒歩2分です。来訪者のお目当ては主にカフェと植物ですが、温室とその庭では、ワークショップ、展覧会、イベントも開かれ、そのカレンダーは協同組合とヴェネツィア市が公表しています。2025年の記事は、平日は静かだと伝えています。

見学は、最初の国別パビリオンであるベルギー館(1907年)がある隣のビエンナーレ庭園や、カステッロ地区のほかの場所と組み合わせられます。コレクションを見に行くというより、ひと休みの場として計画するのが向いています。

インタラクティブな地球儀で見る

45.43° N, 12.36° E

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出典 (8)

  1. labiennale.org/it/bacheca/439
  2. web.archive.org/web/20250712200302/https://www.serradeigiardini.org/en/history.php
  3. web.archive.org/web/20250517151100/https://www.serradeigiardini.org/en/greenhouse.php
  4. web.archive.org/web/20250811042711/https://www.serradeigiardini.org/en/florist.php
  5. conoscerevenezia.it/?p=41267
  6. live.comune.venezia.it/it/2026/09/l11-settembre-apre-la-nuova-stagione-delle-attivita-dell
  7. venetosecrets.com/insolito/caffe-la-serra-dei-giardini/
  8. web.archive.org/web/20260414022833/https://nonsoloverde.eu/ristoro/
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