🇬🇧イギリス·一般公開

スタンデン・ハウスの温室

イースト・グリンステッド(ウェスト・サセックス)

スタンデン・ハウスの温室, イースト・グリンステッド(ウェスト・サセックス)
写真 : Marathon — CC BY-SA 2.0

2026年10月時点で出典を確認済み

「フィリップ・ウェッブ設計のガラス屋根の温室で、ラビットフット・ファーンが1世紀以上育ち続けています。」
年代
1892~1894年
建築家
フィリップ・ウェッブ
様式
アーツ・アンド・クラフツ様式。邸宅に付属する平屋のガラス屋根の温室
規模
平屋。正面にレンガのアーチが5つ
状況
ナショナル・トラストの領地として一般公開。トラストは温室を観葉植物を見られる場所として紹介しているが、見学経路は明示されていない

フィリップ・ウェッブがビール家のために1892年から1894年にかけて建てたカントリーハウス、スタンデンの西端には、ガラス屋根をもち、正面にレンガのアーチが5つ並ぶ平屋の大きな温室があります。温室は客間から続き、庭に面して開いています。グレードIに指定されたこの邸宅は、1972年からナショナル・トラストのものです。温室には季節によって入れ替わる観葉植物が置かれ、日よけとして屋根に向かって仕立てられたモンステラ、春のクンシラン、夏のペラルゴニウム、サボテン、そして100年以上ここで育ってきたラビットフット・ファーンが見られます。

見学の計画

アフィリエイトリンクです。Verrière 経由で予約すると、追加料金なしで、当サイトの調査費用の一部になります。

詳細解説 読了目安:約1分

歴史

1890年、ロンドンで成功した事務弁護士のジェームズ・ビール(James Beale)は、かつてセント・ヒルの領地の一部だった、イースト・グリンステッドの南にある3つの農場を買い、カントリーハウスを建てようとしました。1891年春に、ウィリアム・モリスの友人であるフィリップ・ウェッブ(Philip Webb)を起用します。ウェッブの意欲的な最初の案は少しずつ削られ、1891年秋に計画が固まりました。着工は、ヒストリック・イングランドによれば1892年、ナショナル・トラストによれば1891年末です。邸宅は1894年に、1万8,065ポンドの費用で完成しました。スタンデン(Standen)の名は、農場の一つに由来します。ウェッブは15世紀のグレート・ホリーブッシュ(Great Hollybush)農家を残し、自分の計画に組み込みました。

邸宅は、セントラルヒーティングと電気を備えた現代的な住まいとして構想され、一家はそこにほとんど手を加えませんでした。温室は日々の暮らしの一部でした。雨の午後には、孫たちが温室の端にある「リトル・ルーム」で遊びました。植物に情熱を注いだマーガレット・ビール(Margaret Beale)は、いちばん珍しく、いちばん目を引くと思った種を、温室から庭へ出る扉の近くに置きました。

夫妻の末娘ヘレン・ビール(Helen Beale)は、スタンデンをナショナル・トラストに遺贈しました。トラストが引き継いだのは1972年で、邸宅には本格的な修理が必要でした。ヒストリック・イングランドは、これをウェッブ最後の大作であり、数少ない作品のうち、周囲の環境ともども手を加えられずに残る唯一のものと見ています。調べた資料は、温室の年代を邸宅のほかの部分と切り離して示してはいません。

建築と構造

スタンデンは、ウィールド地方の伝統的な様式の邸宅で、サセックス産とアーディングリー産の砂岩、ホーシャム産とキーマー産のレンガ、粘土瓦、オーク材で建てられています。長方形の家族棟は東西に延び、南の庭に面しています。その西端について、ヒストリック・イングランドの指定記載(グレードI、1948年)は、ガラス屋根をもつ平屋の大きな温室で、正面にはレンガのアーチが5つ開くと述べています。左端のアーチからは、奥深く引っ込んだ、腰掛けのあるタイル張りのポーチに設けられた庭への扉に出られます。

内部では、中央の客間が西の温室とつながっています。「The Garden History Blog」によれば、ウェッブは窓に大きな板ガラスを使うことを退けました。見かけの開放感が偽りだと考えたからで、代わりに、住まいらしさのある小さな不揃いのガラスを選びました。一方、屋根は鋳鉄の骨組みの上がすべてガラスで、部屋は光であふれています。調べた資料には、温室の寸法も床面積も出てきません。

スタンデン・ハウスの温室, イースト・グリンステッド(ウェスト・サセックス) — Standen House
Standen House · and thanks for looking — CC BY 2.0
スタンデン・ハウスの温室, イースト・グリンステッド(ウェスト・サセックス) — スタンデン・ハウスの温室 — 2枚目
スタンデン・ハウスの温室 — 2枚目 · and thanks for looking — CC BY 2.0

植物コレクション

ナショナル・トラストは、スタンデンの温室を観葉植物を見られる場所の一つに挙げています。そこの庭師長は、見捨てられたり手入れされなかったりした植物を引き取って育てています。ラビットフット・ファーンは100年以上ここで育っています。モンステラは、夏に日陰をつくるよう屋根に向かって仕立てられています。冬にはシャコバサボテンが、春にはクンシランが、夏にはペラルゴニウムとグロリオサが咲きます。サボテンもよく育ち、子どもたちのお気に入りです。

屋外についてトラストは、マーガレット・ビールが、いちばん珍しく華やかな種を、温室の庭への扉から数ヤード以内に植えたと述べています。

スタンデン・ハウスの温室, イースト・グリンステッド(ウェスト・サセックス) — Standen, conservatory
Standen, conservatory · Poliphilo — CC0
スタンデン・ハウスの温室, イースト・グリンステッド(ウェスト・サセックス) — Standen House Conservatory
Standen House Conservatory · Andy Li — CC0

見学案内

温室は、邸宅の南正面の西端、テラスの下にあります。トラストによれば、そこにある植物は、スタンデンで見に来てほしいものの一つです。邸宅の各部屋は、11月下旬から1月初旬までクリスマスの飾り付けがされます。12エーカーの庭は、テーマごとの屋外の部屋として整えられており、そのあとにテラス、菜園、ローズリー(Rosery)が続きます。

領地には、約100エーカーにわたる散策路もあり、メドウェイ渓谷とアッシュダウンの森を望みます。

インタラクティブな地球儀で見る

51.10° N, 0.02° W

この温室の良い写真をお持ちですか? このページ用に提案する →

出典 (8)

  1. nationaltrust.org.uk/visit/sussex/standen-house-and-garden
  2. nationaltrust.org.uk/visit/sussex/standen-house-and-garden/the-history-of-standen-house-an
  3. nationaltrust.org.uk/visit/sussex/standen-house-and-garden/the-garden-at-standen
  4. nationaltrust.org.uk/visit/sussex/standen-house-and-garden/our-conservation-work-projects-
  5. nationaltrust.org.uk/visit/gardens-parks/houseplants-to-see-in-our-conservatories-and-glas
  6. historicengland.org.uk/listing/the-list/list-entry/1249027
  7. thegardenhistory.blog/2015/06/27/standen-a-down-to-earth-house-and-garden/
  8. en.wikipedia.org/wiki/Standen
見学の計画

アフィリエイトリンクです。Verrière 経由で予約すると、追加料金なしで、当サイトの調査費用の一部になります。