「ジェロニ・ライ(Zielony Raj)」温室、ポーランド科学アカデミー植物園(ポフシン)
ワルシャワ(ポフシン)、マゾフシェ

2026年10月時点で出典を確認済み
- 年代
- 2001~2003年
- 様式
- オランダ方式の多連棟の展示温室で、生産用温室より背が高い
- 規模
- 資料により約2,000~2,200 m²
- 状況
- 一般公開中
ワルシャワ南部のポフシンにあるポーランド科学アカデミー植物園に2003年に開館したこの展示温室は、2001年から2003年にオランダ式の多連棟方式で建てられましたが、生産用温室より背が高くなっています。資料により2,000~2,200 m²の敷地に、気候条件の異なる5つの区画があり、約1,500の種と品種を収めています。ポーランド最大の柑橘のコレクション、冬に咲く日本のツバキ40品種、ヘゴ、多肉植物、サボテンです。名称の「緑の楽園」は市民投票で選ばれました。
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歴史
ワルシャワに大規模で近代的な植物園をという構想は、1928年にさかのぼり、このとき、ボレスワフ・フリニェヴィエツキ(Bolesław Hryniewiecki)教授とロマン・コベンザ(Roman Kobendza)教授が実現に努めました。1948年の最初の計画は、市の南、旧ゴルフクラブの敷地とポフシンの領地に植物園を置くというもので、1957年にポーランド科学アカデミーの研究所として設けられた中央植物園は、10か月で解散しました。現在の植物園は、政府とアカデミーの決定により1974年7月1日に創設され、ボグスワフ・モルスキ(Bogusław Molski)が1989年まで初代園長を務め、1976~1977年にはクラリセフ近くの40 haが購入されました。一般公開は1990年5月12日から始まっています。
温室には独自の年表があります。最初の1棟は、ヤヌフェク邸(Janówek manor)の建物とともに受け継いだもので、1930年代初めのものです。1978~1979年には、植物園は南極にあるポーランドのアルツトフスキ基地に、野菜の栽培と植物学研究のための40 m²の実験用温室を設置しました。ポフシンそのものでは、1979年に温室の建設が始まり、2部構成の2つ目の温室が1993年に続きました。2001年に最も古いガラスの構造物が取り壊され、2003年までに新しい展示温室が建てられました。2003年12月に使われ始めたこの温室は、市民投票を経て「ジェロニ・ライ」(Zielony Raj)と名づけられました。2011年以降、この施設はポーランド科学アカデミー植物園・生物多様性保全センターと呼ばれています。
建築と構造
「ジェロニ・ライ」は、オランダ式の多連棟方式の温室の仲間で、ガラス張りのベイ(棟)が何列も並んでいます。ポフシンの温室は、通常の生産用温室より背が高く設計されました。ガラスの構造を高くせずに最も大きな植物を収めるため、中央には掘り下げた区画がつくられ、そこに背の高い個体が植えられています。
床面積は、ウィキペディアでは約2,000 m²、2024年に出されたアカデミーの文書では2,200 m²とされています。空間は、気候条件の異なる5つの区画に分けられ、熱帯、亜熱帯、地中海の地帯をカバーしています。亜熱帯の区画に柑橘類とツバキ、熱帯の区画に木生シダがあり、そのほかの部分にサボテン、多肉植物、地中海の植物が収められています。温室は40 haの庭園にあり、そのうち約30 haが来園者に開放されています。コレクションは標高87~102 mの間に位置します。
植物コレクション
ガラス室の下では、暖かい気候の約1,500の種と品種が育てられています。ポーランド最大の柑橘のコレクションは、カンキツ属(Citrus)の32分類群を数え、レモン、オレンジ、グレープフルーツ、マンダリン、ブンタン、ブッシュカンなどがあります。40品種が揃う日本のツバキは冬に咲き、有用植物にはコーヒーと茶も含まれます。
熱帯のシダ類(Platycerium を含む)は、Dicksonia 属、Cyathea 属、Cibotium 属の木生シダのコレクションと並んで育っています。この木生シダのコレクションはポーランドで最も豊富と説明されており、サトイモ科植物、着生のブロメリア、ランも一緒に見られます。多肉植物は、Euphorbia、Gasteria、Haworthia、Aloe、Agave、Plumeria、Nolina のほか、ユッカやドラセナが代表で、さまざまな形のサボテンが並びます。温室には、最近まで化石でしか知られていなかった Wollemia nobilis もあります。
見学案内
温室は、ワルシャワ南部のポフシン植物園の中にあり、40 haの敷地のうち約30 haを見学できます。約6 haに2,500を超える種と品種を集めた樹木園、1,000品種を超えるバラの国のコレクション、ポーランドの植物、有用植物と薬用植物があります。温室には1時間、庭園全体には半日を見込んでください。ツバキが咲く冬は温室が最も見映えのする時期で、バラ園と樹木園は暖かい季節のほうがよく見られます。1990年に公開された植物園には、400万人を超える来園者が訪れています。
52.11° N, 21.10° E
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出典 (5)
- ogrod.pan.pl/szklarnie
- pl.wikipedia.org/wiki/Polska_Akademia_Nauk_Ogr%C3%B3d_Botaniczny_%E2%80%93_Centrum_Zachowa
- propertydesign.pl/architektura/104/ogrod_botaniczny_pan_w_powsinie_ma_50_lat,47673.html
- zielonyogrodek.pl/ogrod/wizyty-w-ogrodach/893-ogrod-botaniczny-w-powsinie
- openstreetmap.org/way/48088228
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