フアン・カルロス1世王立植物園のミニトロピカリウム(オルキデアリウムとクラスレトゥム)
アルカラ・デ・エナーレス、マドリード州
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- 年代
- 1997年(オルキデアリウムは1999年に開設)
- 様式
- 地面より低く床を掘り下げた、研究用温室からの改装
- 規模
- 約400 m²
- 状況
- 一般公開中(大学植物園)
1994年にアルカラ大学のキャンパスに開園したフアン・カルロス1世王立植物園は、温室の植物を「ミニトロピカリウム」で見せています。これはマドリード・コンプルテンセ大学から譲り受けた研究用温室を1996年に展示用に改装したもので、仕切りの一部を撤去し、床を掘り下げて高さを確保しました。1997年から一般公開されており、最も広い室(オルキデアリウム、1999年)にランと熱帯雨林の植物を集め、三つの区画には当面、スペインで最も豊富な、園のサボテンコレクションの一部が置かれています。
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歴史
フアン・カルロス1世王立植物園(Real Jardín Botánico Juan Carlos I)は1990年に、アルカラ大学の発案とマドリード州の支援により創設されました。設計と建設のために技術事務所が置かれたのが、その始まりです。1991年に交付された欧州の地域開発基金 FEDER がまず、1992年に完成した苗圃の費用に充てられ、続いて分類学庭園の費用に充てられました。その最初の植栽は1994年で、マドリード市とマドリード王立植物園(Real Jardín Botánico de Madrid)からの寄贈によるものでした。庭園は同じ年に開園しています。
1996年に、マドリード・コンプルテンセ大学から寄贈された温室が、サボテンと熱帯植物を見せる展示用の「ミニトロピカリウム」に改装されました。1997年にクラスレトゥム(Crassuletum)とともに一般公開され、庭園のサボテン愛好会(ACUA)もその年に設立されました。オルキデアリウム(Orquidearium)は1999年に続き、とりわけ Expo 92 の会場のためにアメリカ大陸から運ばれた熱帯植物を展示しました。
庭園はその後も成長を続けています。2005年にはバラ園が開設され、2006年末には川の公園が完成し、2010年にはサービス棟が開館して、以来そこがメインエントランスになっています。ウィキペディアは、計画された26 haのうち22 haが使用中と伝えています。温室については、同じ資料に、時期の明記されていない計画が挙げられています。庭園の中心にモジュール式の温室と日除けの温室を設けてサボテンを収め、さらにトロピカリウムをつくり、そのあとミニトロピカリウムをもっぱら熱帯植物のために使うというものです。
建築と構造
ミニトロピカリウムは来園者のために設計されたものではありません。マドリード・コンプルテンセ大学の研究用温室を、庭園が展示温室に変えたものです。庭園のウェブサイトとウィキペディアによれば、内部の仕切りが撤去され、床は地面より低く掘り下げられて、植物が使える高さが確保されました。ウィキペディアは、その面積を約400 m²としています。
空間は今も仕切られています。最も広い部屋に熱帯植物とランがあり、ほかの3つの区画にサボテンがあります。場所が足りないため、このコレクションの一部は、温室に寄せた片流れの日除けや、順化用のトンネルでも育てられています。ウィキペディアは、庭園のガラス下の総面積を1,500 m²としています。苗圃では、4つの区画に分かれた1,000 m²の生産用温室が、将来のトロピカリウムに充てられる学術コレクションの熱帯植物を、330 m²にわたって保管しています。参照した資料のどれも、ミニトロピカリウムの施工者も建設年も挙げていません。
植物コレクション
ミニトロピカリウムの主室は、密な熱帯の環境を再現しており、つる植物、低木、小高木、枯れ木の幹、吊り下げ植物がコレクションを縁取っています。ランが主役ですが、数字は資料によって異なります。庭園のウェブサイトでは熱帯雨林の271種のうち220種近く、ウィキペディアでは360種のうち300種近くです。最初にあった30株のキューバのランに、のちに280株の熱帯のランのコレクションが加わりました。小さな食虫植物のコレクション、着生サボテンを含む着生植物、熱帯のシダ、ベゴニアが展示を完成させています。
ほかの3つの区画は、クラスレトゥムのものです。ウィキペディアによれば、ヨーロッパで最も多様なもののひとつである庭園のサボテンのコレクションは、3,000株を超え、1,853種を数えて、スペイン最大で、記載された113属のうち105属を含み、そのほかの多肉植物の科も並びます。
見学案内
庭園は、アルカラ大学の外側のキャンパスの一部を占め、高速道路 A-2 の32番出口から行けます。2010年からは、駐車場のあるサービス棟が入口になっています。ミニトロピカリウムは、ソテツ、針葉樹、外来樹木、バラ園、薬用植物とともに、特別コレクションのエリアに属しています。
半日あれば、樹木園と、約12 haの地域の植物公園を見る時間が取れます。この植物公園では、マドリードとグアダラハラの植物相が紹介されています。見学は、アルカラ・デ・エナーレスの歴史地区へも延ばせます。その大学は、1998年にユネスコの世界遺産に登録されました。
40.51° N, 3.34° W
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