パビリオン・ガーデンズの温室
バクストン、ダービーシャー

2026年10月時点で出典を確認済み
- 年代
- 1870~1871年(1982年から熱帯温室)
- 建築家
- エドワード・ミルナー
- 様式
- クリスタル・パレスにならった、ヴィクトリア朝の鋳鉄とガラスの建築
- 状況
- 一般公開中(式典の際は入場が制限されることがある)
造園家エドワード・ミルナーが1870年から1871年にかけて、温泉地バクストンの公共庭園のために設計したこの細長い鋳鉄とガラスの建物は、グレードIIに指定され、クリスタル・パレスに着想を得た大きなガラスのホール、パビリオンから延びています。当初は舞台とオルガンを備えた小さなコンサートホールとして使われましたが、1982年に魚の池を備えた熱帯の温室に改造されました。ハイ・ピーク自治区議会による6年がかりの計画で修復され、2023年に完了しました。シビル・セレモニー(民事の式典)の会場としても認可されています。
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歴史
1863年にバクストンに鉄道が開通したことを受け、バクストン・インプルーブメンツ・カンパニー(Buxton Improvements Company)は、この温泉町に大きな遊園を与えようとしました。第7代デヴォンシャー公爵が、かつてのバクストン・ホールの庭の一部を提供し、会社は、クリスタル・パレスでジョゼフ・パクストン(Joseph Paxton)を補佐した造園家エドワード・ミルナー(Edward Milner)を起用しました。彼の計画は、第6代公爵のためにパクストンが手がけた以前の配置の一部を残すものでした。1年足らずで築かれた庭園は、1871年8月10日に開園しました。
その中心にミルナーが建てたのが、パビリオンです。中央のホールの両脇に温室を配し、来園者は楽団の演奏を聴いたり、屋根の下を散歩したりできました。現在グレードIIで登録されている1870~1871年の温室は、最初は舞台とオルガンを備えた小さなコンサートホールとして使われました。1876年8月30日には、ロバート・リッポン・デューク(Robert Rippon Duke)設計のコンサートホール、オクタゴンが西側に開館しました。
1982年に温室は、魚の池のある熱帯の温室に改装されました。同じ年に火災で中央ホールが損傷し、1980年代半ば(資料により1983年または1984年)に再建されています。庭園は2000年代初めに、ヘリテージ宝くじ基金(Heritage Lottery)の330万ポンドの資金で修復されました。その後、ハイ・ピーク自治区議会(High Peak Borough Council)が建物に350万ポンドの事業を実施し、6年間で3段階に分けて、2023年3月に完了しました。北入口とイースト・パビリオンを対象とした最終段階で温室が全面的に手直しされ、その完成は、修復されたガラスの温室で開かれた催しで祝われました。


建築と構造
温室はパビリオンの東翼をなしています。パビリオンは、ミルナーがクリスタル・パレスの精神で設計した、鋳鉄とガラスの細長い建物です。登録の文章は、これを細長い鋳鉄とガラスの建物と呼んでいます。当初、この複合施設はガス灯で照らされ、温水管で暖められており、両脇の温室は、音楽や散歩のための中央ホールを挟んでいました。
現在の複合施設は、温室、1982年の火災のあとに再建された中央ホール、西側の1876年のオクタゴンを併せ持ち、東隣にはフランク・マッチャム(Frank Matcham)が1903年に設計したオペラハウスが建っています。2023年に完了した最終段階の工事では、木製の窓枠と中央の羽目板が取り替えられ、ガラス張りは周囲になじむように更新され、換気と排水を改善する電動の天窓が取りつけられて、温室が植物を収めるのにふさわしい状態を保てるようになりました。鋳鉄の柱とホッパーヘッド(雨樋の集水器)は清掃され、手作業で塗り直されました。工事は、ハドフィールドのレストレーション・プロジェクツ(Restoration Projects)が、シェフィールドのTADアーキテクツ(TAD Architects)の設計で行いました。


植物コレクション
1982年の改装以来、温室ではコンサートではなく、魚の池を囲む密な熱帯植栽が展開されています。公式サイトは、多くの植物があり、その中には英国のほかの場所ではめったに見られないものもあると述べ、訪れる多くの人がこの空間を屋内の熱帯雨林にたとえていると記しています。
2023年に完了した工事は、建物が植物の温室として機能し続けることを、はっきり目的としていました。新しい電動の屋根の開口部は換気を制御し、これは熱帯のコレクションに欠かせません。この事業にはチャッツワースの庭師たちもボランティアとして協力しました。温室は園芸のためだけのものでもありません。民事の式典を行える許可を得ており、レセプション用のポップアップ・バーがあり、撮影やフォトシューティングにも使われます。
見学案内
温室は、バクストン中心部のパビリオン・ガーデンズの端、パビリオンの複合施設の東の端にあります。駐車場から、プロムナードを通る段差のない通路があり、そこはカフェ、商店街のアーケード、アートギャラリーにも通じています。式典のある日には、立ち入りが制限されることがあります。
ガラスの温室そのものは時間がかかりませんが、見学はそのまま、ミルナーの庭園へと自然に続きます。ワイ川とその小さな滝、湖、野外音楽堂、ミニチュア鉄道です。敷地では年に100を超える催しが開かれ、隣のオペラハウスが、この温泉町の見学を締めくくってくれます。
53.26° N, 1.92° W
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出典 (5)
- paviliongardens.co.uk/visiting-pavilion-gardens-buxton/
- highpeak.gov.uk/article/7492/3.5m-restoration-secures-Pavilion-Gardens-future
- en.wikipedia.org/wiki/Buxton_Pavilion_Gardens
- parksandgardens.org/places/pavilion-gardens-buxton
- artsandculture.google.com/story/buxton-39-s-pavilion-gardens-derbyshire-record-office/kwWR
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